家族留学といっても人によって様々な状況がありますよね。
両親の海外赴任、子供の事情、英語習得のためなど個人によって状況は異なると思います。
なので今回は様々な種類のカナダの家族留学について解説していきたいと思います。
是非自分に当てはまるものから考えたり、まだ何も決まってない方はこの記事を参考にどのような形態が自分に合っているかなどを検討してみてください。
メリットやデメリットも解説していきます。
カナダとはどのような国??
特徴:
広大な自然
世界で2番目に大きい国で、美しい山々、湖、森林が広がっています。
ロッキー山脈やナイアガラの滝などの観光名所が有名です。
多文化社会
なんと言っても多くの移民が住む国で、色々な文化が混ざり合っており色々な国の人と関わる機会があります。
公用語は英語とフランス語の2つ。
教育水準が高い
世界的に評価の高い大学や教育機関が多く、留学先として人気があり、日本人も沢山います。
安全で安心な学習環境を提供しています。
平和で安全
治安が良く、フレンドリーな人々が多い国として知られています。
国連の調査で「住みやすい国ランキング」に常に上位入りをしています。
四季がはっきり
冬は寒さが厳しい地域もありますが、スキーやスノーボードが楽しめます。
夏は温暖でアウトドアアクティビティが人気です。
経済と生活
経済が安定しており、自然資源が豊富。
ヘルスケアや福祉制度が充実しているため、暮らしやすい国です。
カナダ家族留学の全体的な詳細
1. 家族留学の概要
カナダの家族留学は、親が現地で勉強するか仕事をしながら、子どもがカナダの教育システムで学ぶことを目的としたものです。以下のようなケースが一般的です:
親が語学学校や専門学校、大学に通う。
子どもが現地の公立または私立の学校に通う。
家族全員でカナダで生活しながら異文化を体験する。
2. 留学ビザの手続き
家族留学には、以下のビザが必要です:
親のビザ
就学許可(Study Permit): 親がフルタイムで学ぶ場合、必須。
就労許可(Work Permit): 親が働く場合。
子どものビザ
Study Permit(6歳以上): 子どもが学校に通う場合。
6歳未満の子どもは、観光ビザ(Visitor Visa)で滞在可能。
配偶者のビザ
配偶者が働く場合、オープンワークパーミットを申請可能。
就学する場合はStudy Permitが必要。
3. 滞在先の選択
滞在先は生活の質や通学の利便性に影響します。主な選択肢は以下の通りです:
ホームステイ: 現地の文化を学べるが、プライバシーは少ない。
メリット:現地の人と関わる機会が増える。リアルな英語を日常的に聞くことができる。
デメリット:ハウスルールなどがあり、生活に制限がある。
賃貸住宅: 家族で自立した生活が可能。
メリット:家族だけで生活でき自由が生まれる。
デメリット:ホームステイに比べて家賃が高くなる。
キャンパス内の住居: 親が学生の場合、一部の学校で提供。
メリット:家賃が安くかつプライベートもある。
デメリット:提供が一部の学校のみ。
4. 子どもの学校について
現地校の選択肢
公立学校: 費用が安い(通常、親が学生の場合は無料)。
私立学校: 教育水準が高く、特定のカリキュラム(IBなど)を提供。
5. 生活費の見積もり
生活費は都市によって異なりますが、大まかな目安は以下の通りです:
家賃: 月CAD 1,500~3,000(地域により異なる)。
食費: 月CAD 500~800。
交通費: 月CAD 100~200。
学費: 子どもが私立学校の場合、年間CAD 10,000~30,000。
保険: 月CAD 75~200。
6. 家族留学のメリット
子どもの教育環境: 子供の頃に英語を学ぶことにより成長スピードが上がる。
親のスキルアップ: 語学力や資格取得を通して更なるキャリアアップの可能性。
家族の絆: 異国で生活することによりお互いに助け合う事で関係を深める事ができる。
移住へのステップ: 留学後の就労ビザや永住権取得の可能性。
7. 必要な準備
留学エージェントや現地サポートの活用。
留学先の都市や学校の選定。
資金計画(留学資金の用意)。
必要書類(ビザ、学校の登録書類など)の準備。
健康保険や予防接種の手配。
カナダへの家族留学についてのメリットデメリットは???
メリット
1. 教育環境の向上
子どもの英語力向上
現地の学校で学ぶことで、英語が日常生活に溶け込み、自然にバイリンガル環境に適応できます。また大人になって留学するより英語の習得が容易になります。
質の高い教育
カナダは教育水準が高く、自主性や批判的思考を重視した教育スタイルが特徴です。また日本よりも自発的に学ぶ事が重視されており自分で学ぶ能力が身につきます。
多文化的な体験
多様な背景を持つクラスメートと交流し、国際的な視野が広がります。
2. 家族の絆の強化
共同の挑戦
新しい環境に家族で適応することで、連帯感や協力意識が高まります。
親子時間の確保
子どもの学校生活を間近で見守りながら成長をサポートできます。
3. 親の成長
語学力の向上
英語の実践環境で親自身の語学力も向上します。
キャリアアップ
留学中に新しいスキルや資格を取得し、帰国後のキャリアの幅を広げることが可能です。
異文化体験
異なる価値観やライフスタイルに触れ、色々な国の人の考え方を学ぶ事により自身の視野を広げられます。
4. ライフスタイルの向上
良好な生活環境
カナダは治安が良く、自然が豊かで有るため生活しやすいです。地域によっては危ない場所も有るので気をつけましょう。
健康的なライフスタイル
日本に比べ自然豊かでありアウトドア活動が盛んで、家族で自然を楽しむ機会が豊富です。
5. 子どもの将来の選択肢が広がる
国際的なキャリア形成
英語力や異文化経験が将来の進学・就職に大きなアドバンテージとなります。日本語と英語のバイリンガルというだけでかなりアドバンテージになります。
現地進学の可能性
カナダの高校や大学への進学がスムーズになります。長期間カナダに滞在してることで、進学が優遇されやすいです。
6. 移住のステップに
家族留学を足掛かりにカナダ永住権の取得を目指すことも可能です。カナダの教育や就労システムに慣れることで、海外生活のイメージができ移住への準備が進みます。
デメリット
1. 費用が高額
生活費の増加
家族全員分の生活費(家賃、食費、交通費)や学費がかかります。
例:年間で数百万円以上の出費が想定される。
予期しない追加費用
医療費や子どもの教育関連費用などの突発的な支出があります。保険などには必ず入っておきましょう。
2. 親の時間的・精神的負担
多忙な日常
親が学業や仕事、子どものサポートをすべてこなすのは大変です。慣れない環境での生活は想像以上に上手くいかず時間が要してしまいます。
適応ストレス
言語や文化の違いにより伝えたいことが伝わらなかったり、人間関係の構築だったりと最初の数ヶ月はストレスを感じやすいです。
3. 言語や文化の壁
子どもの適応問題
現地の学校で英語に苦戦したり、新しい友人関係を築くのが難しい場合があります。
親の孤立感
英語が不十分な場合、現地のコミュニティで孤独を感じることも。
4. 家族の生活リズムの変化
引越しのストレス
環境の変化による精神的負担が大きい場合があります。
家族間の意見の衝突
新しい生活への対応方法で意見が対立することも。
5. キャリアへの影響
仕事を一時中断
親が留学や育児に専念するため、日本でのキャリアを一時中断する可能性があります。
再就職の難しさ
帰国後に仕事復帰がスムーズでない場合も。
6. 移住が必ず成功するとは限らない
永住権取得を目指しても、条件を満たせずに計画がうまく進まない場合があります。
7. 現地生活のトラブル
医療や保険手続きの複雑さ
必要な手続きを知らずに、トラブルが発生する可能性。
住居や学校選びの難しさ
良い住居や学校を見つけるのに時間がかかることも。
バンクーバー
1. 学費
子どもの学費(公立学校):年間約 CAD 13,000 ~ 15,000(約130~150万円)※地域によって異なり、ESLプログラムの費用が含まれる場合もあります。
子どもの学費(私立学校):年間 CAD 20,000 ~ 30,000(約200~300万円)以上。
親の語学学校費用:
フルタイム(週20~30時間): CAD 1,000 ~ 1,500 / 月(約10~15万円)。
パートタイム: CAD 700 ~ 1,000 / 月(約7~10万円)。
2. 住居費
ホームステイ:
1人あたり CAD 1,000 ~ 1,200 / 月(約10~12万円)。
※家族全員分だと CAD 2,500 ~ 3,500(約25~35万円)。
レンタル物件(アパートやコンドミニアム):
1ベッドルーム: CAD 2,000 ~ 2,500 / 月(約20~25万円)。
2~3ベッドルーム: CAD 2,500 ~ 4,000 / 月(約25~40万円)。
3. 食費
家族3~4人: CAD 600 ~ 1,000 / 月(約6~10万円)。
※自炊中心の場合。外食が増えるとさらに高くなる可能性あり。
4. 交通費
公共交通機関(バス・スカイトレイン):
大人1人 CAD 100 ~ 120 / 月(約1万円前後、コンパスカード利用)。
子どもは無料または割引料金(年齢による)。
車をレンタル/購入する場合は追加費用が必要。ガソリン代や保険代で月 CAD 300 ~ 600(約3~6万円)。
5. 保険
医療保険(MSPや留学生保険):
1人あたり CAD 75 ~ 150 / 月(約7,500~15,000円)。
6. その他
教材費: CAD 200 ~ 500(約2~5万円)。
娯楽・観光費: 家族で CAD 300 ~ 500 / 月(約3~5万円)。
※週末の観光やアクティビティに使用。
総合費用(目安)
1か月の家族留学(親1人+子ども1人):CAD 4,000 ~ 6,000(約40~60万円)。
1年間の家族留学(親1人+子ども1人):CAD 50,000 ~ 80,000(約500~800万円)。
費用を抑えるために、以下の方法も検討できます:
公立学校の利用(私立よりも学費が安い)。
短期留学(数か月間に絞る)。
ホームステイを活用(滞在費込みで食事代も節約できる)。
トロント
1. 学費
子どもの学費
公立学校(トロント地区教育委員会など):年間 CAD 13,000 ~ 15,000(約130~150万円)。※ESL(英語学習プログラム)が含まれる場合もあります。
私立学校:年間 CAD 20,000 ~ 30,000(約200~300万円)以上。※学校によっては寮費込みのプランも。
親の語学学校費用
フルタイム(週20~30時間): CAD 1,000 ~ 1,400 / 月(約10~14万円)。
パートタイム: CAD 700 ~ 1,000 / 月(約7~10万円)。
2. 住居費
ホームステイ:
1人あたり CAD 900 ~ 1,200 / 月(約9~12万円)。
家族全員で CAD 2,500 ~ 3,200(約25~32万円)。
レンタル物件:
1ベッドルーム: CAD 1,800 ~ 2,200 / 月(約18~22万円)。
2~3ベッドルーム: CAD 2,300 ~ 3,500 / 月(約23~35万円)。
※トロント中心部を離れるとやや安くなります。
3. 食費
家族3~4人の場合: CAD 600 ~ 900 / 月(約6~9万円)。
※自炊中心の場合で、外食が多い場合は追加費用がかかります。
4. 交通費
公共交通機関(TTC: トロント交通局):
大人1人 CAD 156 / 月(約1万5,600円、定期券利用の場合)。
子ども(12歳以下)は無料、13~19歳は割引料金。
車を使用する場合:
ガソリン代や保険料で CAD 300 ~ 600 / 月(約3~6万円)。
5. 保険
医療保険(OHIPまたは留学生保険):
1人あたり CAD 75 ~ 150 / 月(約7,500~15,000円)。
6. その他
教材費: CAD 200 ~ 500(約2~5万円)。
娯楽・観光費: 家族で CAD 300 ~ 500 / 月(約3~5万円)。
※週末の観光やアクティビティに使用。
総合費用(目安)
1か月の家族留学(親1人+子ども1人)
ホームステイ利用: CAD 3,800 ~ 5,000(約38~50万円)。
レンタル物件利用: CAD 4,500 ~ 6,000(約45~60万円)。
1年間の家族留学(親1人+子ども1人)
CAD 45,000 ~ 75,000(約450~750万円)。
トロント留学の節約ポイント
郊外に住む:中心地より家賃が安く、公共交通機関を利用可能。
公立学校を利用:私立より学費が抑えられる。
自炊を中心にする:食費を大幅に節約可能。
短期留学を検討:3~6か月に絞れば費用を軽減できる。
モントリオール
モントリオールでの家族留学は、費用を抑えつつ質の高い教育環境を提供できる点で魅力的です。以下に主な費用の内訳をまとめます。
1. 親の語学学校費用
モントリオールでは、保護者が6ヶ月以上の語学学校にフルタイムで通学することで、お子様の公立学校の授業料が無料になります。語学学校の1年間の費用は、以下の通りです。
入学金: 約160カナダドル
授業料: 約8,999カナダドル(プロモーション価格)
事務手続き・書類費用: 約110カナダドル
教材費: 約90カナダドル
合計: 約9,359カナダドル(約100万円)
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2. お子様の教育費
保護者が学生ビザで就学している場合、お子様は公立学校(幼稚園・小学校・中学校・高校)に無料で通学できます。お子様の人数に制限はなく、全員が対象となります。
IA Japan
3. 生活費
モントリオールの生活費は、他の主要都市と比較して比較的低めです。1年間の生活費の目安は以下の通りです。
家賃(1ベッドルーム): 約1,300カナダドル/月 × 12ヶ月 = 約15,600カナダドル
食費(家族3人): 約800カナダドル/月 × 12ヶ月 = 約9,600カナダドル
その他(交通費、携帯電話など): 約300カナダドル/月 × 12ヶ月 = 約3,600カナダドル
合計: 約28,800カナダドル(約310万円)
4. 総費用
上記を合計すると、1年間の総費用は以下の通りです。
語学学校費用: 約9,359カナダドル
生活費: 約28,800カナダドル
総合計: 約38,159カナダドル(約410万円)
モントリオールは、家賃や学費の面で他の都市よりも費用を抑えられるため、家族留学先として非常に魅力的です。また、英語とフランス語のバイリンガル教育を受けられる点も大きなメリットです。
まとめ
カナダへの家族留学は、子どもの教育や親のスキルアップ、家族全員の成長につながる魅力的な選択肢です。一方で、費用や適応の問題、親の負担といった課題もあります。
計画を立てる際には、目標を明確にし、リスクを事前に把握することで、メリットを最大化しデメリットを軽減できます。
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